小学校教員の私がうつ病になった理由②職場の人間関係
こんにちは、ひなこです。
数あるブログの中からアクセスありがとうございます。
前回は仕事の内容についてお話をしました。
今回は職場の人間関係についてまとめていこうと思います。
ただ、読んでいただく前に誤解が生じないよう前書きをしておきます。
職場の先生方はそれはそれは良い方たちでした。
良い授業をしよう、立派な子供たちを育てよう、そういった教員という仕事に誇りを持ち、研究に熱心な方々でした。だけどその分、授業に対する指摘は厳しく、レベルが高かったと感じています。また、学校自体が他の学校より少し、保護者や地域の方の要求に答えようと頑張っていたのです。
だから、「保護者や地域の方から苦情が来ないようにしよう」と細かいところまで気を配り、行事などは特にギスギスしていたと思います。
そういった学校環境であったことをご配慮のうえ、私の体験を読んでいただけると幸いです。
【原因①仕事―人間関係編】
まず、社会人1年目、まだ前任校で、今の学校ではないときのお話です。
私はまだ学生気分が抜けていませんでした。
その時の反省は、「職場の人と仲良くしすぎたこと」でした。
職場の先輩や同僚とまるで友達のように仲が良いと感じてしまっていたのです。
そして、3学期末、自分よりも20歳も年上の大先輩に馴れ馴れしく声をかけてしまったことがあり…彼女の表情を見て「しまった」と気付きました。その方も周りの方も「まだ新卒だから」と笑って許してくれました。
でも、私は「とても失礼なことをしていまった」と感じ、それ以来、職場の人となるべく近づき過ぎないよう距離をとろうと決めたのです。
これが、今の職場で人間関係がうまくいかない原因の1つになりました。
自分の反省です。
その後教員採用試験に受かり、正式採用として赴任したのは某県の高級住宅街にある小学校でした。市内でも歴史が古く、150年を超える伝統校でした。
そんな中、5人の同期と赴任し、学級担任となりました。
5人の新規採用だなんで多いですよね。
それくらい規模が大きく、また教育委員会からも一目置かれる研究校だったんです。
1年目は何もわからずなんとか1日を過ごしていました。
4月には大量にある保険関係の書類の整理。(新学期は身体測定や検診ばかり)
5月には運動会
6月には研究授業(初任者研修の一環です)
7月には地獄の成績
あっという間に夏休みになりました。
1年目は夏休み中にも大学講座を受けなければいけなかったり、宿泊研修、夏季移動教室、水泳の授業など休む暇がありませんでした。
それでも夏季休業日と振り替え休日(土曜授業日分)、有給休暇を組み合わせて2週間休みを取ることができました。夏休みは児童が登校してこない分、休みは取りやすいのでゆっくり休むことができます。これは教員の良いところでした。
しかし二学期に事件は起きました。
いじめやパワハラ(だと私は感じています)が起こるようになったのです。
ある日の平日の午前中、私が家庭の都合で休むことになり、直属の上司に許可を取り、管理職にも事情を話し、お休みをもらいました。
休む理由は話す必要はなかったのですが、大きなライフイベントだったので話したほうが良いと自分で判断して上司と管理職に伝えました。
そして午前中を取った日、早めに12時頃に出勤したとき
直属の上司でもなく、OJTでもなくただ一緒に仕事をしている先輩から
「新採(新規採用)のくせに、こんな大変なときに何休んでんだ」
と突然言われたのです。
とても怒っていて私には何が何だかわかりませんでした。
どうやらある地域の方がクレームで怒鳴り込んできたらしく、先生方で対応していたみたいです。
そんなことは知る由もないし、正当な理由で休んだのですが…
今思えば「寝坊した」と勘違いしたのでしょう。
あまりに怒っていたので私は直属の上司に相談しました。
「〇〇先生が私が休んだことでお怒りのようで…休む時には前もって他の先生方にも言っておいた方がよかったですか」と。
上司の答えは、
「その必要はないんじゃない。ただ、自分も有給はたまに取るけれども、自分は仕事ができて信頼があるから問題ない。でも、中野先生はそうじゃないよね」
その言葉を聞いてとてもショックでした。
一身上の都合で休んだとは言え、前もって説明までしたのに…。
1番理解してほしい人に理解してもらえなかった。守ってもらえなかった。
その時は涙をこらえることに必死で、何も言い返せませんでした。
今でも思い出すと胸が苦しいです。
それから私は職場の人間関係にあける、自分の大きなミスに気づくことになります。